IHクッキングヒーターの寿命は約10~15年。長く使い続けるポイントは?
2023.09.06
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「掃除が簡単」「火事の危険性が低い」「温度設定が簡単で揚げ物がサクサクに仕上がる」など、メリットが豊富なIHクッキングヒーター。
寿命は約10~15年とされていますが、できるだけ長持ちさせて快適に使いたいですね。
そこで、今回はIHクッキングヒーターを「長持ちさせるポイント」をご紹介いたします。
IHクッキングヒーターの故障原因
突然電源が入らなくなったり、温度調節ができなくなったり、ブレーカーが落ちたりとIHクッキングヒーターの故障による症状は様々です。
IHクッキングヒーターの主な故障原因7つについて、SNSの声を交えてご紹介いたします。
落雷
「落雷が原因でIHが壊れた」とのお声が多数見つかりました。
落雷による過剰な電圧・電流(雷サージ)が建物内の電気配線に伝わると、IHクッキングヒーターの電子部品や回路などの故障に繋がります。
落雷後にIHがつかない、IHを使うとブレーカーが落ちる、焦げ臭いなどの症状があれば落雷による故障を疑いましょう。
天板への強い衝撃・圧力
IHクッキングヒーターのトッププレートには耐熱性の強化ガラスが使用されており、簡単には割れないようになっています。
しかし、強い衝撃や圧力が加わるとヒビ・割れの原因に…。
そのまま使用を続けると吹きこぼれ等でショートを起こし、ケガや火災に繋がってしまうため、修理が必要です。
不適切な調理器具の使用
IHには空焚きや温度過昇防止などの安全対策機能が備わってます。
しかし、IH非対応の調理器具使用や、調理器具の状態によってはその機能が作動せずにトッププレートが割れてしまう場合も…。
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ゴキブリ
「不快害虫」「衛生害虫」「経済害虫」のすべてに当てはまるゴキブリ。
配線や電子回路に糞がつくだけでも故障の原因になるそうで、早急な対策が望まれます。
吹きこぼれ
パスタ・うどんなどの麺類を茹でているとき、煮物を作っているときなどに起こしやすい吹きこぼれ。
自炊をしている方なら、誰でも一度は経験しているのではないでしょうか。
調理中にありがちなことかと思いますが、その吹きこぼれで修理費数万円は痛い出費です。
硬いものを使ったメンテナンス
トッププレートの焦げ付きを落とすため、金属製のたわしやサンドペーパーなどを使用する方がいらっしゃいます。
細かな傷が積み重なると強化ガラスの耐久性が低下し、ヒビ・割れの原因に。
綺麗にしようと手間を掛けたことが裏目に出ると、悲しいですね。
吸排気口の汚れ
IHクッキングヒーターには本体内部の温度上昇を抑えるための冷却ファンがあり、排気口と吸気口があります。
この部分に汚れが溜まっていると、「冷却ファンが正常に作動しない」「汚れが基盤に入り込む」など故障の原因になってしまいます。
入居して4年経った後の、我が家の吸気口。半分以上がホコリで埋まっており、慌てて掃除しました。
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3.お鍋やフライパンの扱いに注意する
調理中にお鍋やフライパンをぶつけ、IHクッキングヒーターのトッププレートが割れる場合があります。
調理器具を優しく置くことはもちろん、持ち手にグラつきがないかも確認しておくと安心です。
不適切な調理器具の使用
1.IH対応の調理器具を使用する
IH非対応の鍋やフライパンを使うことで「過熱されない」「なかなか温度が上がらない」「温度センサーがうまく働かずに高温になる」などが起こります。
破損や事故に繋がるため、IH対応の調理器具を使用しましょう。
2.調理器具の底の状態を確認する
鍋底が安定していない調理器具を使用すると、局所的に高熱となってトッププレートが割れる原因になります。
落としたり、ぶつけたりして、いつの間にか鍋底に凸凹や反り返りができている場合があるため、調理器具の状態は定期的に確認しましょう。
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ゴキブリ
1.侵入経路を失くす
ゴキブリは成虫で3㎜、幼虫なら1㎜の隙間があれば侵入できると言われています。
IHクッキングヒーターの吸気口と排気口は埋められませんが、キッチンシンクの下にある排水管の隙間はパテなどを使って埋めましょう。
2.清潔を保つ
髪の毛やホコリ、汚水など、何でも食べると言われてるゴキブリ。
小まめに掃除をすることはもちろん、飲みかけのコップやペットボトル、生ゴミなどを放置しないように気をつけましょう。
IH周辺にハネた油や汚れも、毎調理後に拭き取ると綺麗を保てます。
3.匂い対策
アース製薬赤穂研究所の実験結果では、ゴキブリの好む匂いに水やニンニク、白壇(ビャクダン)、オレンジ、汗、ゼラニウムが挙げられています。
また、常温保存が向いている玉ねぎの匂いもゴキブリの大好物。
食材は新聞紙にくるんだり、密閉容器や密封袋に入れたりして匂いが漏れないように気をつけましょう。
さらに、ミント系や柑橘系、スパイスなどゴキブリの苦手な匂いを置くことで、寄せ付け難くなりますよ。
【実験】ゴキブリが好きな・苦手そうな匂いとは!?inアース製薬赤穂研究所 | ゴキラボ (goki.jp)
⑤吹きこぼれ
1.吹きこぼれ防止器を使う
目を離さずに火の調整ができれば良いのですが、慌ただしい毎日で調理だけに集中できることはそう多くありません。
鍋底に入れるタイプと蓋のように被せるタイプなどがあるので、便利グッズに頼るのも良いですね。
2.木べらや菜箸を鍋に乗せる
お鍋の中のデンプンや脂質の膜を泡が持ち上げることで、吹きこぼれが起こります。
そのため橋渡しをするように木べらや菜箸を置くことで、泡が割れて吹きこぼれ防止に。
使用するものには、耐熱性のものを選びましょう。
手持ちのもので対策をしたい方におすすめですが、火加減が強い場合は木べらや菜箸が役に立たない場合もあるのでご注意ください。
3.隙間テープを貼る
トッププレートと枠の隙間から、吹きこぼれが侵入してしまわないように隙間テープで保護しましょう。
IHのコンロ部分にテープが被らないようにお気をつけください。
4.すぐに拭き取る
十分に気をつけていても、吹きこぼれてしまうことはあります。
人間だもの。
その際はお鍋を別の場所へ移し、すぐに拭き取りましょう。
火傷には注意してくださいね。
⑥硬いものを使ったメンテナンス
1.重曹を使う
酸性の焦げ付きには、アルカリ性の重曹を使います。
重曹に水を混ぜてクリーム状にし、クシュッと丸めたサランラップで軽く擦りましょう。
2.クレンザーを使う
焦げ付きを長期間放置すると、炭化して頑固な汚れになってしまいます。
クシュッと丸めたサランラップもしくはアルミホイルにクレンザーをつけ、軽く擦りましょう。
傷になってしまわないよう優しく擦り、不要になったポイントカードなどで削りとってもOKです。
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⑦吸排気口の汚れ
1.排気口の掃除
排気口の位置はトッププレート奥側、格子状のカバーがついている場所です。
油汚れやホコリがつきやすいため、外せるパーツは取り外して定期的に掃除しましょう。
2.排気口カバーを設置
排気口にカバーを被せると、汚れを予防できます。
フライパン等の一時置き場所にもなって便利ですが、魚焼きグリルを使う際は避けておく必要があるものも。
注意書きをきちんと確認して、便利に使いましょう。
3.吸気口の掃除
排気口は目に留まりやすいですが、吸気口の掃除は見落としている方が多いのではないでしょうか。
私も知らずに4年間放置していましたが、掃除中に外れそうなパーツに気付いて発見。
少し力を入れて引っ張ると、簡単に外れました。
4年間放置していたとはいえ、吸気口を塞いでしまいそうなホコリにビックリ!!
ブラシと掃除機でホコリを取り、軽く水拭きするだけで綺麗になりました。
後日、電気工事でお世話になった方にお話を伺うと、この部分についた埃が基盤の中に入り込んで誤作動を起こすことがあるそう...。
機種によって場所が多少違うようですが、IHクッキングヒーターの前面・グリル横を確認してみてくださいね。
冷却ファンが正常に作動しない原因にもなるため、説明書を確認して定期的にお掃除しておきましょう。
まとめ
今回は、IHクッキングヒーターの故障原因と対策についてご紹介しました。
調理に必須のコンロが壊れてしまうと、とっても不便。
高額な修理費だけでなく、直るまでの食費も積み重なってしまいます。
定期的なお手入れや対策で、長く大切に使えると良いですね。
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